ドリルペンギンの日々の日記

日々の活動を記録するただそれだけ。将来は羊飼いになって実家と山を往復する暮らしがしたい。

世のヴィーガンの流れに逆行する暮らしについて

 世の流れは間違いなく肉食を排除、もしくは培養肉(動物の可食部の細胞を組織培養したもの)を実用化する動きに変わっている。実は畜産は環境汚染の最要因であるとも言われている。おまけに生きた動物を殺して得られる食べ物であることから動物愛護の観点からもその動きは広がっている。そのような世の中の流れと逆行して、来年4月から私は畜産関連の職に新卒で就く。何故今この仕事を選んだか、、、動物が好きだからである。
 一見すると矛盾した意見ではあるが、仮に肉食文化が禁止の方向に動いたとして、本当に全面的に禁止できるだろうか。私はできないと思う。菜食をする上では栄養バランスにかなり気を配らねば栄養失調の可能性がかなり高くなるからだ(サプリメントを摂取すれば解決だが…)。それ故畜産業は小規模であれ残さねばならない仕事ではないかと考える。また、すべての動物(一部の植物)は少なからず他の動植物から栄養を得る従属生物である。人間も当然その輪の中に入る生物の一部であることから、それが動物であれ植物であれ「命をいただく」この気持ちでいいのではないかと考える。人の従属物である以上家畜もペットも同等に幸せであり、不幸せであると思う。だからこそ家畜には人間のエゴでもあるが少しでも幸せな人生を過ごして欲しい、そして環境にもいい畜産との共生方法を考えたい。だからその職を選んだのである。
ゆくゆくは自分が食べる分だけの食料を自給する暮らしがしたい。それを考えたときに植物で代替不可なものは培養肉を自家生産する以外にはやはり生き物を育てるしかないのではと思う。未来に家畜が淘汰されていない未来を望む。